「インターシップに参加して」

32期生 今北 綾

私がインターシップを通じて一番感じたことは、“もう高校生ではない”と言うことです。卒業して大学生になり、高校生でないことは当たり前のことなのに今回改めて確認することができました。自分たちが使っていたスリッパや体操服の“青”を1年生が使用しているのを見て、時間は確実に進んでいると実感し、また、高校時代とは違う意味での“先輩”として認識されているのだとひしひし感じました。

私は大学生になって高校時代の後悔がたくさん湧いてきました。一番大きな後悔は、授業をもっとたくさん聞けば良かったと言うことです。高校の先生の授業は本当におもしろいです。先生方の生徒に授業に興味を持ってもらおうという情熱は本当にすばらしいと思います。インターンシップで授業に参加させて頂いてしみじみと思いました。先生方からの差し金のように感じられるかもしれませんが、45分の授業の中で無駄な時間なんて全くありません。私みたいな後悔をしないよう授業を精一杯楽しんでほしいです。

ほとんどの大学では“クラス”というものがありません。今は当たり前のように毎日同じメンバーに出会っているでしょう。でも、この同じメンバーに出会う毎日の生活がかけがえのないものです。40人近いメンバーが同じように毎日を過ごし、1つのことにみんなで取り組んだりできるのは高校生までにしか味わえないものなのです。その貴重な時間を高校生活の最後の一瞬まで噛みしめて過ごしてください。高校時代共に過ごした仲間との思い出はこれから先の人生を輝くものにしてくれる、してくれていると私は思います。

“高校生”を存分に楽しんでください。