「今日まで、そして明日から」
さる11月21日木曜日に、高校体育館で、同窓会主催の「卒業生講演会」を行いました。卒業生が後輩に社会人としてのことなどを語るという企画です。
昨年は、諸事情で開催出来なかったのですが、今年は再開でき、この企画を同窓会が始めてから9回目の実施となりました。
今回の講演者は、1期生の溝畑龍緒さん。
大阪市内で司法書士をしている方です。
小学校の頃から、彼はサッカーが上手く、ギターも上手。
ずいぶん、高校時代も「有名人」でした。
彼の経歴はなかなか変化に富むものでして、高校卒業後、龍谷大学法学部に入学。
大学卒業後、プロのミュージシャンとして上京。音楽事務所に入りグループを結成して、何枚かアルバムを発表。
NHKの夜の連続ドラマの主題曲を作るなど、活躍されました。
私も当時のことを覚えていますが、連続ドラマのテロップに彼の作った曲名と彼の名前が出たときには、本当に感動したものです。
その後、彼はプロミュージシャンとしての仕事を続けることをやめ、大阪に帰ってきました。
それから猛烈な受験勉強をして、合格率3%という大変な難関の司法書士国家試験に合格。大阪市内に事務所を設けて、現在その所長をされています。
講演では、彼の高校時代の思い出やミュージシャンを目指して上京したこと、売れない頃のミュージシャン時代の生活や、プロミュージシャンを諦めて大阪に戻ってからの司法書士試験の受験勉強の話など、たいへん興味深い話でした。
講演の最後には、彼とそのボーカルの友人の方と2人で3曲を歌ってくださいました。
高校生たちへの熱くて優しいメッセージ曲でした。