交野高校の思い出
[2007/5]
旧職員 内堀 晴則
交野高校には平成8年度から平成18年度まで、11年間お世話になりました。交野周辺の生徒が多かった時期から学区全体の生徒が満遍なく入学するようになるまで、また、隔週土曜日にも授業があった50分6限から完全週休二日制になった45分7限授業への移行期を交野高校で経験しました。この間学校内外の変化に関係なく、素直で純粋、部活動にも勉強にも一生懸命に取り組む礼儀正しい生徒たちが例年多数いることは、すでにこの学校の伝統になっているような気がします。
24期生・27期生・31期生で計8年間担任を持ち、24期では北海道観光・体験型の修学旅行、27期では同じく沖縄への修学旅行や体育館フロアを一杯に使った卒業式、31期では日々の講習や3年の生徒達と出演した劇などが特に印象に残っています。行事を重ねるたびに頼もしくなっていく生徒たちと過ごした時間はよい思い出となっています。
部活動では、主に水泳部の顧問として生徒と関わることができました。自己記録の更新や泳力向上を目指した活動の中で、近畿大会出場をはじめ、府大会での決勝進出者を出した時のみならず、初心者が苦労して地域の大会で入賞したり、制限記録を突破して中央大会出場を決めた時などには、ストップウォッチを持つ手が震えるほどこちらも緊張しました。他にも女子バレーボール部の和歌山合宿(当時)や山岳部の北アルプス登山などにも参加し、授業以外の場で生徒たちの活躍する姿を見ることによって何度も元気づけられました。
平成19年4月から転勤のため交野高校を離れることとなりました。赴任中ずっと若手と言われる中、優しく見守って下さった教職員の皆様のお陰もあり、大変充実した11年間を過ごすことができました。教員としても成長できたと大変感謝しております。府下でも有数の環境にある交野高校が今後益々発展することを心より願っております。